第5回倉敷血糖自己測定の集い(令和元年10月19日)
2019年10月19日(土)倉敷ロイヤルアートホテルにて、『糖尿病と腎臓』をテーマに第5回倉敷血糖自己測定の集いを開催し、参加者は過去最高の40名でした。
トップバッターとして、管理栄養士の遠藤美智子先生(ノートルダム清心女子大学)が糖尿病腎症の早期予防について、特に身近な食べ物に含まれる塩分量を、フードモデルを使って講演されました。食塩量を視覚的に評価することができ、皆さん一応に驚かれ、日々の食卓を工夫する機会になったようでした。
続いて、笹山千尋氏(ライフスキャン株式会社)から、最新の自己血糖測定器の紹介と血糖測定の目的や患者様自身で得られる情報、ライフスタイルに応じた血糖測定のタイミングについての話があり、実際に測定器を配置して参加者が自己血糖測定を体験する機会を設け、大盛況でした。
特別講演では、加藤健一先生(しげい病院)が『糖尿病と腎臓』と題して、腎臓の働きや腎症のステージ、腎臓病の治療まで幅広く講演されました。参加者から『わかりやすかった!』『家に帰って、検査結果を確かめます。』など多くの声が聞かれました。
しっかり勉強した後は、『八間蔵のシェフが作る秋のヘルシーランチ』を楽しみながら、管理栄養士の小見山百絵先生(ノートルダム清心女子大学)よりコース料理について説明がありました。会場のあちらこちらから歓声やスマートフォンのシャッター音が聞こえました。ランチメニューは毎年管理栄養士とシェフが相談して季節の食材を取り入れ、栄養バランスに優れたランチメニューを提案しています。食材や部位の選び方、調理法や盛り付け方の工夫などが、五感を通して学べます。このランチが楽しみで毎年参加される方もいるようです。
(1)通院されている医療機関を超えて患者さん同士が交流を深め、共に糖尿病について学べること
(2)医療スタッフ同士も交流を深め、参加者の皆さんから学ぶ機会のあること
これらのことが、この患者会の大きな意義でもあります。
来年も多数の方のご参加を、お待ちしております。
(文責:江尻 純子)